2012年06月14日

最も勝率の高い戦略は市場の大きな歪みに直接投資すること その3

昨日に引き続き、橘玲さんの連載「セカイの仕組み」からメモ
では具体的に個人投資家はどうしたらよいか…

日本の財政は持続不可能だと判断した投資家は、
円安ではなく、第一要因である
国債暴落に賭けるべきだということになる。


実際、日本国破産を予測するヘッジファンドは、
日本国債のプットオプションを大量に買っている。バッド(下向き矢印)

ここで注意しなければならないのは、
仮に日本の国家破産が避けられない運命だとしても、
いつ国債暴落が起きるかは誰にもわからない


国家は無限に借金できるわけではないが、
1500兆円や2000兆円の負債なら耐えられるかもしれないし、
逆に負債はすでに限界を超えていて、増税法案が国会を
通らなければたちまち国債が暴落するかもしれない。爆弾

オプションを使って投資するリスクは、仮に予測が当たっても
期限までに間に合わなければすべて外れになってしまう
典型的なハイリスク・ハイリターンの投資法である。

では、個人投資家はどうすればいいか?

実はプットオプション以外にも、
手軽に国債暴落に賭ける方法はある。わーい(嬉しい顔)

「国債ベアファンド」は、
日本国債の値動きに3〜4倍のレバレッジをかけ、
国債価格が下落すると利益が出るように設計された金融商品だ。
るんるん

1万円から購入可能で、もちろん期限はない。
日本の金利は限界まで下がっているから、
金利低下による損失は限定されている。手(グー)
(以上、本文より引用)

確かに有効な投資の選択肢であることは間違いないが、
個人的にはこの国が好きだから国家破産に賭けるつもりはない。ふらふら

仮にそれに賭けて予測が当たったとしても、
ハイパーインフレとなり円の価値がなくなっているかもしれない。ひらめき

これもある意味、不確定要因である。
となると、海外に資産逃避させるのが安全か。


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posted by イーリズム at 00:02| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョージ・ソロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

最も勝率の高い戦略は市場の大きな歪みに直接投資すること その2

市場が複雑系であれば、因果律がひとつ増えるごとに
予想が当たる確率は大きく下がってしまう。


市場の大きな歪み(バブル)を発見して未来が見えたら、
直接の因果関係に賭けるのが最も勝率の高い投資戦略になる。


昨日は、橘玲さんの連載「セカイの仕組み」から
こんな話をしてきたわけだが本日もその続き。
場所を日本に移してみたい。目

財政学者の多くは、そう遠くない将来に
日本は深刻な財政危機に見舞われることになる…
と考えている。。。どんっ(衝撃)

そこで描かれるシナリオはどれもほぼ同じで、
国債暴落(金利の上昇)→超円安→ハイパーインフレ
というい順番(因果関係)で危機は深刻化していく。台風

この予想に基づいて、
「国家破産に備えて外貨資産を持とう」
というアドバイスもよく目にする。銀行

これが間違っているとは思わないが、ソロスの失敗を見れば、
国債暴落=金利上昇という第一要因がただちに
円安やインフレという因果関係に結びつくかどうかは不確定だ。
ひらめき

国債が暴落して金利が上昇すると、
損失を被った日本企業や金融機関は
海外資産を売却して円に戻そうとするかもしれない。exclamation&question

だとすれば、為替相場は一時的に大幅な円高になるだろう。グッド(上向き矢印)

このように考えれば、
日本の財政は持続不可能だと判断した投資家は、
円安ではなく、第一要因である
国債暴落に賭けるべきだということになる。
手(グー)

実際、日本国破産を予測するヘッジファンドは、
日本国債のプットオプションを大量に買っている。有料







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posted by イーリズム at 00:39| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョージ・ソロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

最も勝率の高い戦略は市場の大きな歪みに直接投資すること

L03B201206110001.JPGマネーポスト2012年夏号
橘玲さんの連載「セカイの仕組み」より。メモ

面白い記事だったので紹介。。。左斜め下

「ヘッジファンドの帝王」
「イングランド銀行を打ち負かした男」
として知られるジョージ・ソロスはサブプライム直後
警世の書『ソロスは警告する』で概ね次のように警告した。パンチ

市場は不完全なものであり、政府など外部からの介入がなければ正常に機能しないものであるにもかかわらず、「市場原理主義者」は市場がそれ自体で完全だと考え、野放図な規制緩和を行ってきた。世界金融危機で「超バブル」が崩壊したいま、市場原理主義の時代は終焉を迎えた---。どんっ(衝撃)

ソロスは早い時期から市場の暴走に気づき
警告を発していたことは間違いない。
・金融機関の融資が過剰であること
・デリバティブが制御不能のリスクを作り出していること
を正確に理解しており、その慧眼はさすがというほかない。あせあせ(飛び散る汗)

だがこの話は、「予測と成功はかならずしも一致しない」
というもうひとつの教訓を教えてもくれる。
その常人離れした慧眼にもかかわらず
ソロスの投資は大失敗に終わったのだ。ひらめき

ソロスは不動産バブル崩壊から世界金融危機となり
最終的にはドル崩壊を主張していた。
しかし逆にユーロ資産を売却してドルを買い戻す動きが加速。
世界金融危機でドル崩壊は起こらず、ユーロ危機が先にやってきた。がく〜(落胆した顔)

ソロスはドル売りユーロ買いの巨額のポジションで
莫大な損失を被ることとなった。

不動産バブル崩壊と金融危機を正しく予想したなら
そこから生じる経済事象は地価と銀行株の下落なのだから
REITと銀行株を空売りすればいい。バッド(下向き矢印)

ソロスの予想は途中までは正しかったのだが
ドル崩壊を引き起こすと考えてしまった。ふらふら

市場が複雑系であれば、因果律がひとつ増えるごとに
予想が当たる確率は大きく下がってしまう。


市場の大きな歪み(バブル)を発見して未来が見えたら、
直接の因果関係に賭けるのが最も勝率の高い投資戦略になる。







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posted by イーリズム at 00:02| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョージ・ソロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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