
内藤忍の資産デザイン研究所メールより。

マクドナルドのビックマックは
世界中で販売されているファストフードですが、
価格は国によって違います。
イギリスの経済誌「The Economist」では
定期的にこのビックマックの価格を調査して、
各国の販売価格をドルベースに換算して
通貨の割高・割安を計測しています。

この「ビックマックインデックス」は、
経済学の「購買力平価」
という考え方に基づくものです。
為替レートは、長期的には
どこの国で同じものを買っても
同じ値段になる水準に収れんするという理屈です。
実際には、理論値から
かい離することも多いのですが・・・。

先月末の為替レートで比較してみると、
ドルに対して割高な通貨は、
ノルウェイ、スイス、ブラジル、カナダなど。
一方で、割安なのが、
インド、南アフリカ、香港、エジプト
などになりました。
ちなみに日本円は、ドルに対して、
19%割安という結果になっています。

昨年の7月の分析では、
ビックマックで換算すると円はドルに対して
ほぼフェアバリュ(割高でも割安でもない水準)
だったのですが、
昨年末から円安が進み、
今や割安になってしまったということです。

逆にユーロは、周辺国の財政問題が
落ち着いてきたことを好感して上昇した結果、
今やドルに対して
12%割高な水準になりました。

ビックマックだけの価格だけで
購買力平価を計算するのは、
乱暴な分析であることは分かっています。
しかし、このように
為替の動きを定点観測していくことは、
為替の動きを見る上で参考になります。

今まで安全通貨とみなされ、
リーマンショックやユーロ危機
といった経済問題が起きると、
逃避資金が世界から円に集まっていた時代は、
変わりつつあります。
世界中の通貨の中で、
円の置かれているポジションがかつてとは
違ったものになってきているのです。

外貨資産を持たないリスクが、
今まで以上に高まっているのは、
間違えありません。
日本ではバブル崩壊以降の20年以上、
「円高、デフレ、株安」が続いてきました。
この間は、何も行動しないで、
ジッと時間が過ぎるのを待つことが
危機を回避する最高の戦略だったのです。
しかし、これからは同じ手法は
通用しないかもしれません。

マーケットで起こっている変化。
あなたはそれに対して、
何かもう行動を起こしていますか?

日本のマクドナルドでは
チーズバーガーやチキンクリスプなどの
激安商品があるから、
ビックマックの価格を上げられない・・・
ということも考えられるが、
1ドル70円台の超円高だった時が
ある意味、適正だったのかもしれない。

ビックマック指数だけで言えば
大きな戻しがあるのかもしれません。


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マクドナルドから世界が見える…すごい事ですね。
最近、マクドナルドは減収減益でしたね。
前にマックの記事を書きましたが
戦略の行き詰まりまりでしょうか。
記事、勉強になりましたm(__)m
どこかの国では自国のインフレ上昇を誤魔化すために
ビッグマックだけやたらと安くしているとか。。。
それだけ認知度も上がってきているんでしょう。
マックは優待には魅力を感じているんですが、
多少割高と判断し、ちょっと見送っています。