
フィデリティ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史氏。
現役時代は年収減、
定年後は年金減に見舞われる我らサラリーマン。

老後にお金のことで悩まないためには、
事前の準備と知識が欠かせない。
貧乏老後を招く「怖〜い勘違い」
と新常識をひとつずつ整理していく。

まず第一に
「退職後は必要な生活費は大きく減る」
という勘違い。

実は、高齢になっても支出はあまり減らない。
収入に関しては、ある分析によると
定年退職後の収入は退職直前の月収の68%。

でも、その一方で
医療や介護の費用が増えていく。

年齢が上がるとともに通常の生活費が減っても、
医療・介護費用が増えるので、
トータルで見ると生活費は思ったほど減らない
と考えた方がいい。

さらに、「自分は何歳まで生きるのか」
という点についても勘違いがあるようだ。

ざっくり言って、2人に1人は男性83歳、女性89歳まで、
5人に1人は男性91歳、女性95歳まで長生きする。
漠然と「老後生活は定年後20年ぐらい」
と思いがちだ。
でも確率的にはもっと長い老後を見込んで、
資金計画を立てるべきである。

また、平均よりも遅れて子どもが誕生した家庭では、
教育費、老後資金、介護費用が必要になる時期が
ほとんど重なってしまう場合もある。
まさに三重苦である。

夫婦二人だけの老後生活は長く続く。
現役時代から、我が家のお金の現実を知ること、
それを夫婦で共有することができれば、
家計の無駄を省くための具体的な行動がとれ、
金持ち老後の準備にもつながる。

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