武田邦彦氏の著書。

2007年のご著書なので
テレビに出る以前のものか。
ご本人は科学者でありながら
お金に関する内容となっているため
普段とは違った目線で楽しめると思い
手に取ってみた次第である。
ジェームス・スキナー氏の「略奪大国」を
わかりやすく説明したような内容である。

「はじめに」から引用。

知は力である。

お金の世界では
知を獲得したものが他を圧倒する。

どんな権力を持っていても、
どれほどの膨大なお金を持っていても、
彼らをやっつけるのは
いとも簡単だ。
こちらには権力もお金もいらないが、
相手を上回る「知」だけが必要である。

でも、普通の生活で
「知」を獲得することはできない。
なぜなら、
「お金の知」を持っている人は
それが儲けの源泉だから
人に教えるような
愚はしないからである。

教えてくれるのは
役に立たない「情報」だけ。

情報は溢れ、時々刻々と書籍、
テレビ、新聞、インターネットから
流れてくる。
私たちは情報に埋もれ、
何が何だかわからないうちに
毎日を送る。
「知」がない情報は
力にならない。

だから
「国債を買うと利子がつく」
などと錯覚してしまう。

5%の利子と言われると
毎年5%もらえると思ってしまう。
まさか、国債を買うと
何倍も損するなどとは思いもしない。

「5%」というのは単なる情報で、
「何倍も損する」というのが「知」である。
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