プレジデント編集部記者の記事。

「ブランド物の長財布にお札の向きを
揃えて入れておくと金持ちになれる」
といった記事を弊誌で何度か取り上げた。
しかしながら、富裕層の取材をしていて
そんなすごい財布を持つ人にまったく出会わない。
たまたまプライベートで富裕層知人と
買い物に行った時のこと。

彼の財布をちらっと見たら、
10年以上は使っていると推定されるよれた二つ折り財布。
一応、カルティエだったがレシートでパンパン。

彼自身ブランドに興味はなく、
たまたまもらった財布を使ってるだけだという。
そういえば世界三大投資家の一人、
ジム・ロジャーズ氏のお財布もカルティエだった。
が、またしても「もらい物」であった。
本当にブランドとかまったく興味がない…。

『10億稼ぐ人の勉強法』の巻頭記事で、
資産10億円級の「超富裕層」と
1億円レベルの「プチ富裕層、疑似富裕層」を比較。
金銭感覚についての最も大きな違いは
疑似富裕層の「見せびらかし消費」に対して、
超富裕層は「隣にいても気づかないくらい質素」という点。

要するに本当の富裕層は自分が
「お金持ちである」とアピールする必要などないし、
お金を使うより貯める話を好む人がほとんどなのだ。

実際、10億級の資産を持つ
富裕層数人にヒアリングしてみたが、
「財布にこだわりがある」といった
人はほぼいなかった。
富裕層の取材をしてきて一つ言えるのは
「これを買ったから金持ちになれる」といった
短絡思考で金持ちであり続けられる人に
会ったことがない。

おそらくこの手の人は、「掃除で業績が伸びる」
というカリスマ社長のマネジメント本を読み、
その通りに掃除だけを徹底して、
見事会社を倒産させたという
経営者と同じではないだろうか。
だって、真の成功要因は、
財布でも掃除ではないはずだから。

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