を感じる人がどんどん減り、
社会全体が「働く」ということの
意味を見失っているように感じる。

人間の幸せは、働くことによって
手に入れることができる。
このシンプルな真理に気づかせてくれたのは、
知的障害者だった。

「働く」とは、人に必要とされ、人の役に立つこと。
そのために、一所懸命に働けば、みんなに応援してもらえる。
私は、このことを知的障害者に教えてもらったのです。
柳井正さんの言葉も紹介されていた。

「障害者と一緒に働くことで、彼らが苦手とする作業をフォローしたり、できる仕事をもっと上達させてあげようと、他のスタッフたちが協力しあうようになった。(中略)その気持ちが従業員同士、さらにはお客様に対しても向けられるようになり、結局は売り上げアップにもつながった」
障害者にできない作業があれば、
設備投資をしてできるように仕組みを変えればいい。

たとえ大きなコストがかかったとしても、
それ以上に得るものの方が大きいと思う。
